深山知子一級建築士事務所・レトノ 深山知子一級建築士事務所・レトノ

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concept

心の調和をもたらす建築

人を魅了する建築には必ず静謐さがありました。

静謐さとは“静かで穏やかなさま”という意味です。
早朝の朧な光が満す時、音がふと途絶えた時、
見上げた夜空に宇宙の深淵を感じる時などです。

静謐さに満たされた空間は、光、陰影、自然、
空間の質など建築に関わる情報がバランスよく操作され、
それらの魅力を存分に五感で感じ取ることが出来ます。

私達は、五感の先にある無意識の領域へと移行し、
潜在意識の中にある自分の本質と繋がり始めます。
このような状態になることで相対的ではない
絶対的な安心感を得られ、深く心が落ち着きます。
これが心の静謐さです。

建築の役割とは、知覚できる五感を通して得られた
小さな気づきから次元を超え、その先にある
自分との調和へと繋ぐきっかけをつくることだと思います。
「感じる力を高め、感性豊かに過ごすことで人生の
幸福度、満足度を高めていく」

そんな建築を目指しています。

Architecture brings your mental harmony.

Architecture that fascinates people always adds a type of tranquility to their soul. The tranquility means “quietness and calmness”. You sense it when you are stuck by a nostalgic ray of light in the morning, when sounds cease, or when you feel the abyss of the universe looking up at the night sky, for example.
In the space with the tranquility, the information on the architecture of light, shadow, nature, quality of the space etc., is controlled with good balance.
You can feel those attractions with all five of your senses in full.
Then, you will begin to move unconsciously beyond five the senses and
connect to your essence subconsciously. By being in such a state, you feel safe, sense a deep quietude of calmness, not relatively but absolute. This is the “tranquility”.
We believe that there are three functions of architecture. Firstly, it is to improve the power of feeling through your five senses. Secondly, it makes you connect to harmony with yourself in the world of another level by spending time sensitively. Thirdly, it is to improve happiness and satisfaction of your life.

絶対的な安心感を求める。
光と陰影
光と陰影は、対極にあるからこそお互いを認め合い際立たせています。だからこそ、人の感性に響きます。もてなす光、みちびきの光、幻想的な光、淡い光など必要な場所やタイミングで配置しエッセンスとして散りばめています。
知性を持つ植物、緑
植物は人間と同じような五感とさらに十五の感覚を持ち、コミュニケーション能力もあります。人間以上の能力を持っていて、私たちと同じ知性を宿す生命体です。物理次元を超えた領域においては、お互いの生命エネルギーが干渉し合い、共振共鳴を起し人間の深い部分にある潜在意識に反映されていきます。
植物の持つ生命エネルギーに包まれるように計画するこが理想的です。
外と繋がる唯一の窓
窓は、建築において外と繋がる唯一の部分です。
窓に様々な工夫を施し人を窓辺に近づけることで
自然の些細な変化を五感を通した「気付き」として感じることができます。
日常で得られるこの小さな気付きこそが潜在意識に影響を及ぼします。
自然素材の放つ雰囲気
私たち人間、動物、植物は同じ炭素をベースとした有機体です。同じ有機体だからこそ
建築には波動が同調しやすい自然素材を使います。自然素材は経年変化という過程において進化という深みや味わいを増しより感性に響きます。
空間を抽象化
開口部、天井、壁、床などの構成要素、素材などを極限まで減しディテールにこだわることで空間を抽象化することができます。
このような抽象化された空間にいると心が物事の本質に向かっていき瞑想状態なることができます。
普遍的な美しさ
普遍的な美しさとは、人種、性別、国を超えた誰もが潜在意識の中にある共通の美しさです。
私たちの潜在意識は、深い部分で繋がっており、そこには共通意識が存在しています。この共通意識を捉え、思考ではなく、潜在意識の領域になるハートを使うことで、普遍的美しさをつくることができます。