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2022.12.24

茶室の中に見るヒーリング

千利休は今年で生誕500年を迎えました。1522年千利休は堺の商家に生まれ、14歳で千家の当主となり17歳の時に武野紹鴎について珠光流のわび茶を学びました。その後、織田信長に茶頭として仕え、戦国武将たちに翻弄されながらも茶の湯の美意識を貫きました。茶の湯の世界では、茶室に入る前を俗世界と考えています。その為入る前までは穢れていると考え、亭主との会話は出来ないようです。その穢れを亭主が、袱紗(ふくさ)を開く所作によって落とし、茶会が始まります。当時の茶室は、日々の生活の中で溜まってしまった、意識下にあるホコリやチリを浄化する為に使われた空間だと思います。その空間の中で浄化しさらにヒーリング効果を得て、氣(プラーナ)を充分に満たしていたのだと考えます。空間の持つ力を信じていた当時の人たちが、それを最大限に引き出しているように思います。そして、茶会を通し内なる自分との対話が始まっていくのです。
風の時代と言われ1年が経ちました。見えない力を信じるベースが上がってきたように感じます。2023年は建築の持つ感性を極め、小さな気付きと共に日々ニュートラルに過ごせていけたらと思います。

May the Force be with you.
「フォースと共にあらんことを」