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2021.12.28

しだれ梅

和室は日本の精神性をよく表現されており、特に茶室は顕著にその精神性が表れている空間です。今回はコンパクトながらも、物理的な大きさ以上の奥行きと広がりを感じさせ、尚且つその空間に身を置いたときに五感の先にあるものを感じられるように考えました。
開口部の納まり、塀の高さ、軒の深さを調整することで物理的な開放感を感じそして、それらの要素によって光の柱をつくり出しています。その光の柱は茶室に表現されている、暗闇に一条の光が差し込む陰影の美しさなど、日本人の持つ潜在意識下にある精神性を思い出させてくれます。また私たち日本人が永く愛してきた桜や梅などは、特に五感を刺激してくれます。
窓枠によって切り取られたしだれ梅は、同じ構図であっても光によって毎日表情が変わり、私たちを楽しませてくれます。
来年二月しだれ梅が咲き乱れ、春の訪れを告げる頃、もう一度訪れたいと思います。
それでは皆様方どうぞ良い年をお迎えください。