アトリエレトノ アトリエレトノ

アトリエレトノ

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2021.11.21

左官壁

最近完成した物件です。壁と天井は藁を混ぜて左官で仕上げています。そして、天井には割れを防止する為に竹を入れています。藁や竹を入れたことで空間全体が柔らかな雰囲気になり、それが創り出す陰影も柔らかな仕上がりになります。竹を天井に使った心理的効果は、竹の自然形状そのままを使用し、美しさ、そこから放たれる生命感を直接的に感じることができるからです。建築素材は、その素材自体を加工して原型をとどめていないことが多いですが、竹はそのまま使用することができることが最大の魅力です。以前、竣工した物件では、左官壁に大き目の石を混ぜ、荒々しく仕上げたことで深い陰影を生み、静けさのある空間になっています。今回は藁や竹の持つ柔らかさが、やさしい陰影がありながらも深い安心感を得られるような空間となっています。どちらの左官仕上げも日本人の持つ精神性を表すエッセンスです。