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2021.7.31

一日一花 川瀬敏郎

「一日一花」この本は花人、川瀬敏郎さんが東日本大震災後、生者死者を問わず全ての人への献花として、毎日花を生け続けたブログを書籍化したものです。当代随一の花人が、366日分の花と言葉が収めてあり、川瀬さんの花に対する哲学を感じます。一日一花に体現され花が持つ精神性の高さや深さは、建築で言う茶室の持つ雰囲気に通じるものがあります。また鎮魂を込めた祈りを感じずにはいられません。写真を見ていると生けられた花の佇まいが、「私はこのように生きています。あなたはどのような生き方を選択しますか」と問われている気がしました。
常に至福を追求せよというジョセフ・キャンベルの言葉を思い出しました。自分軸で立つことはもとより、その軸を太くして調和した生き方が出来ればと思いました。