深山知子一級建築士事務所・レトノ 深山知子一級建築士事務所・レトノ

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2017.10.22

桜並木の見える家

桜並木の美しい川沿に今年の夏完成した住宅です。ロケーションを活かす為に、外に開いた開放感のある設計を描きました。ダイニングの上部に吹き抜けを設け、大きな開口を取ることで東側の桜並木の景色と光を取り込んでいます。東側に開放感を求めつつ前面道路に面している為、プライバシーを調整する格子戸を設けました。格子戸を通して見る桜並木の表情は、日本的なおもむきを感じます。テラスは中間領域を創り出し、日本人の好きな縁側のようです。このテラスの奥行きの深さが、外との一体感をより強く生み出してくれます。来年、桜が咲く頃にもう一度訪れて写真を撮りたいと思います。