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長者ヶ原遺跡

糸魚川市にある長者ケ原遺跡は、東京ドーム約3個分、13.6ヘクタールもの面積を持つ国の文化遺産です。長者ヶ原遺跡の中央に広がる縄文時代中期(5,000~3,500年前)の大きな集落跡は、ヒスイの玉や蛇紋岩の石斧の生産・交易拠点としても知られています。遺跡公園には、竪穴住居や太い柱が用いられた八畳ほどの掘立柱建物などが復元されています。原始的な建物にも関わらず文明的な社会を経験している私たちが、それらを見て美しいと感じるのは、そこに何かしらの次元を超えた精神性や霊性を感じるからなのでしょう。民俗学的な見解では、「柱」とは、天と地を繋ぎ神が降りてくるという意味を持つと言われています。掘立柱建物で見た太い柱はとても意味のあるもので、縄文人は常に生活の中心に神や自然や宇宙との繋がりをおいていたことが分かります。このように理想的な生き方を文明社会で生きている私たちがすることで、今までの文明と自然との分離ではなく、統合された一元の世界に戻ることが出来ると思いました。