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太陽の塔

岡本太郎記念館は、岡本太郎氏が亡くなるまでの40年以上の間、住宅兼アトリエとして使用されていた建物を1998年に記念館として開館しました。この記念館は、岡本太郎氏が暮らした当時そのままを見学できます。設計は、坂倉準三氏でコンクリートブロックを積んだ壁、鉄筋コンクリート柱・その上にR状の屋根をのせるスキンストレス(応用外皮構造)を採用しています。アトリエには「太陽の塔」の制作途中のモニュメントや内部の模型がありました。今年3月には、大阪にある「太陽の塔」の内部が修復され展示施設に再生されています。1970年・日本万国博覧会のシンボルモニュメントとなった「太陽の塔」は、高さ70メートルあり建築家・丹下健三氏が設計した、テーマ館の大きな屋根を突き抜ける形で設置されました。未来に向かう生命力の象徴と考え制作され、内部にはマンモスやアンモナイト・単細胞生物の模型が飾られています。進化の頂点に人類がいるとは考えていなかった岡本太郎氏は、人類を小さく展示し、本質的な生命のあり方を古代生物に求めたと言われています。人類も自然、宇宙の一部でありそれらの生物と同列と考えいたのだと思います。48年後の今、修復・再生された「太陽の塔」をいつか訪れた時に岡本太郎氏が問いかけたメッセージを感じ取り、今後の仕事に反映させていきたい考えています。